上智 FLA 🔗 (推薦入試)|2027年度――過去問3年分から考える出題予想と英語エッセイ対策
※出題形式や内容は、前年とまったく異なる場合があります
対策の的を絞りにくい出題傾向です
上智大学国際教養学部( FLA )の推薦入試は、過去3年間だけを見ても、出題テーマも形式も大きく変化しています。
2024年度は「不確実な未来に必要な価値観」、2025年度は「リベラルアーツ教育」。
さらに2026年度には、それまでのような課題文や引用文もなくなり、自分で社会問題を設定して新しい法律を提案する政策提案型のエッセイへと変化しています。
そのため、2027年度に向けては、特定のテーマや形式だけに絞った対策には注意が必要です。一方、3年分を並べてみると、年度が変わっても共通して求められている力も見えてきます。
出題は少しずつ「実践的」に
3年間の設問を並べると、ひとつの流れも見えてきます。
2024年度は、未来に必要な価値観という抽象的な問いを論じる力が求められました。
2025年度は、リベラルアーツ教育について考え、学びの意味を自分の言葉で説明する力が問われました。
そして2026年度は、日本社会の問題を選び、新しい法律として解決策を示す、社会課題を具体的な制度に落とし込む力へと進んでいます。
設問は、少しずつ実践性を高めていると見ることができます。
それでも根底にある要求は変わらない
ただし、テーマや形式が変わっても、根底にある要求は大きく変わっていません。
重要なのは、与えられた問いを正確に理解し、広い視野から問題を捉え、みずからの論旨を具体例や説得的な理由によって支えることです。
2024年度なら「どの価値を守り、どの価値を変えるのか」、2025年度なら「なぜその学びが重要なのか」、2026年度なら「なぜその法律が必要で、どのように機能するのか」。
テーマは違っていても、自分の立場を定め、その理由を具体的に説明するという点は共通しています。
日常的に「考える材料」を増やす
そのため、FLA 2027年度に向けては、英語を書く練習だけでなく、日常的に見識を広げておくことが大切です。
世界情勢であればThe New York TimesやThe Economist、日本の社会問題であれば『ジャパンタイムズ社説集』などに触れておくとよいでしょう。
ただし、記事を読んで知識を増やすだけでは十分ではありません。
「なぜこの問題が起きているのか」「自分はどう考えるのか」「反対の立場なら何を主張するのか」「どのような解決策が考えられるのか」まで、自分なりに考えてみてください。
人と議論して、自分の考えを掘り下げる
自分自身の考えを深めるために、ご家族や友人などとニュースや社会問題について議論してみるのも有効です。
頭の中では理解しているつもりでも、他人に説明しようとすると、理由が弱い部分や、自分でも整理できていない部分が見えてきます。
相手から反論を受ければ、「なぜ自分はそう考えるのか」をもう一度考えることになります。
こうした経験は、そのまま英語エッセイで自分の立場を構築する力につながります。
立場を明確にしながら、複眼的に考える
エッセイでは、自分が支持する立場を明確にすることが重要です。一方で、ひとつの立場には、かならず対立する立場があります。
自分の意見だけを一方的に述べるのではなく、反対側にはどのような理由があるのか、その立場にはどのような利点や問題点があるのかまで考えてみてください。
自分の立場を持ちながら、問題を複数の角度から見ること。これが、単純な賛成・反対を超えた説得力のあるエッセイにつながります。
まとめ
2027年度の上智 FLA 推薦入試で何が出題されるかを正確に予測することはできません。特定のテーマを暗記したり、一つの形式だけを練習したりする対策は、有効でない可能性があります。
世界情勢、社会問題、教育、文化、科学技術、環境など、幅広いテーマについて考える習慣を持つようにしましょう。
その上で、問いを正確に読む、自分の立場を決める、反対の視点も考える。そして、具体例と説得的な理由によって論旨を支える。
この基本を繰り返すことが、2027年度の上智 FLA に向けた対策の重要な核になると思います。
がんばってください
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