Sophia FLA 2024 Review and Analysis - EXAM COLLEGE
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Sophia FLA 2024 Review and Analysis

上智 FLA 🔗 (推薦入試)|2024年度 過去問の出題傾向と英語エッセイを徹底分析

2024年度は「不確実な未来と価値観」がテーマ

2024年度の上智大学国際教養学部(FLA)推薦入試(公募制)では、English Aptitude Test(essay writing)として、60分で英語エッセイを書く問題が出題されました。

課題文として与えられたのは、高名な歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリの著書『21 Lessons for the 21st Century』からの短い引用です。

与えられたリーディング素材自体は短いものの、そこに込められた問いのスケールは非常に大きなものでした。

テーマは、不確実性と激動の時代をどう生きるか。未来に向けて、私たちと次世代がどのような価値観を持つべきかを、自分の考えとして英語で論じることが求められています。

課題文は短い。しかし、問いは非常に大きい

上智 FLA 2024年度の課題文は約100語。細かな設問に答える読解問題ではありません。

抽象的な引用を出発点として、自分の考えを英語で構築する、本格的なエッセイ・ライティング問題です。

問われたのは、急激な変化と不確実性に満ちた世界に対して、私たちはどう備えるべきか。

未来世代にどのような価値観を教えるべきか。過去から受け継がれた価値観をどこまで守り、どこから更新すべきか、という問題でした。

つまり、単に英文の意味を理解できればよいわけではありません。

2050年、2100年という長期的な視点

ハラリの引用では、今日生まれた子どもが2050年には30代になり、順調にいけば2100年にも生きている可能性が示されています。

そのため受験者には、現在だけを見るのではなく、2050年や2100年という長期的な未来の視点に立ち、現代社会の変化をどう捉えるかが求められました。

どのような価値観を守るのか。どのような価値観は見直すのか。そして、新しい時代にどのような価値観を学ぶ必要があるのか。

人類の来し方、行く末について考え、長期的な視野と、知識・論理に裏づけられた意見を表明することが必要です。

難しいのは、抽象語を自分の論点に変えること

英文そのものは、極端に難解な構文で書かれているわけではありません。

一方で、old stories、values、radical uncertaintiesといった語句は抽象度が高く、その意味を自分なりに解釈しなければ、エッセイの論点を作ることができません。

たとえば「価値観」とだけ書くのではなく、compassion、responsibility、honesty、adaptability、critical thinking、cooperationなど、自分が論じる具体的な価値へ落とし込む必要があります。

「何を残し、何を変えるか」を考える

上智 FLA 2024年度の問題では、古い価値観をすべて捨てる、あるいは過去の価値観をすべて守る、といった一面的な議論では十分ではありません。

何を残し、何を変えるべきなのか。その判断を、自分なりの理由と具体例によって支えることが重要です。

AI、気候変動、多文化社会、国際紛争、SNS、教育など、現代社会には未来の価値観を考える材料が数多くあります。抽象的な価値観を並べるのではなく、具体的な社会の変化と結びつけて論じることで、答案の説得力が生まれます。

まとめ

2024年度の問題は、社会的かつ人間的考察を問う、大きく深いテーマ設定でした。

必要なのは英語力だけではありません。抽象的な概念を理解し、自分の言葉で再構成する力。過去と未来の間でバランスの取れた価値判断を行う力。そして、その考えを具体例と理由によって支え、英語でひとつの論として完成させる力です。

『鳥本』上智 FLA・2027年度版でも、与えられた問いを正確に理解し、広い視野から問題を捉え、みずからの論旨を具体例や説得的な理由によって支えることを、年度を超えて共通するポイントとして整理しています。

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